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「・・・・・・・・・・・っ・・・嫌だよ、俺だって・・」 辛い事も、悲しい事も、嫌われる事も、全て。 「・・・でも・・・・そうじゃなきゃ、お前は・・・」 解っていたさ。何もかも全て……解っていたさ。 第32話 今も悲しい瞳の中に存在する闇があり 「――…解ってる。逃げているのは俺だという事を」 このままの配置が良い。 揺れ動かされるのは嫌だ…。 「・・・・御免。ちゃんと、いえなくて……御免」 怖いんだ。 ただ・・・それだけなんだ。 「ヒダカ・・・さん!!!!」 (どうして・・・!!) 僕には何も言おうとしてくれないの?アスラン。 あのままでもいい、僕は君の言葉を最後まで聞いて見せるから。 どうして・・・・逃げちゃったの・・? 「キラ・・・どうしたんだ・・?それに『さん』ではなくて―――」 「アスランはどうして!?どうして・・アスランを行かせるの!?」 「・・・な、なんのことだ・・・・?」 どうして・・・悲しいよ・・・・・。 「・・・どうしてクラインの取引にアスランをだすの! アスランが死んだらどうするつもりなの!?」 「彼は死なない」 「そういう問題じゃないでしょう!?」 どうして・・・・僕は・・・・・・・・・・。 「死なないとかの問題じゃない!なんでアスランなの!? 貴方が出ればいいじゃないか!!!何でだよ・・・!!!」 違う。こんなことが言いたいんじゃない。 「それは・・・やはり、私と…キラが狙われているから」 「どうして・・・やつらはアスランのことも狙っているのに・・・・!!」 突き放したり・・・しないで―――…。 「ヒダカ様!!!!」 兵士みたいな人たちがノックもせずに、入ってきた。 僕もノックなしに入ってきちゃった・・・。あはははは・・・。 「どうした?」 「何やら向かい側の大陸からきた、キラ・ヤマトの友達だと主張する者達が」 「・・・え?」 それって…もしかして! 「だが、此処に入らせるわけにはいけないな・・・万がい」 「いい!彼等は僕の友達なんだ!サイとかミリアリアでしょう?」 「キラ!何を言うのだ!!」 「ヒダカさん・・・僕は・・・貴方を父親だとは認めません・・・! 僕はアスランを行かせない!あんな人たちのところにいって、無事でなんて帰れないよ!」 君が逃げた理由、少しなら解るんだ。 だから、お願い。 僕から逃げようなんてしないで。 利用しているなら、理由(わけ)を教えて。 そうしたら僕は君の事を憎む事も、許す事も出来る。 今のままだったら何も出来ない。 ただ、揺れ動かされるだけだよ…。 「御免ね・・・」 大好きだよ。 だから、いなくならないで。 何時までも僕の『お兄ちゃん』でいてよ・・。 家族なんだから、相談してくれても良いでしょ? 言葉なんかださなくていいから。 心から思って。 教えて…………。 僕はちゃんと聞くから 受け止められるかは解らないけれど、聞かせて ================ あとがき ================ 第31話と同じ日に書きました。 4月17日です!! ミスチルのアルバム「シフクノオト」かいました。 第33話は聞きながら書きたいなvvv 32話、どうでしたか?? 感想くださると喜びますvv 因みにヒダカの事色々考えてみたり。 オリジナルが書きたくなってきました。 ワールドエンド久々に読んだら(笑) 箱田さんの作品にも影響されやすい。 あのネタもよいかもしれない。 ではでは。 |